1~2ヶ月ほど前、多くの毎月分配型投信で分配金を引き下げられたというニュースを聞きました。
悲しいことですよね。
私もこのプロジェクトの3割は毎月分配型のファンドを利用していますので、いつ分配金が引き下げられてしまうのか心配で夜も眠れません。昨日なんて夜中の12時まで起きてしまいました。
毎月分配型とは、ファンドの収益、元本が毎月投資家の手元に返ってくるという素晴らしいしくみのファンドです。
分配金は2種類。普通分配金⇒「利益確定」。特別分配金⇒「非課税での払い戻し」「再投資すればドルコスト効果も??」。
毎月分配については専門のブログを参照にしてください。
最近では「
※1分配金利回り」なんて言葉もでてきたくらい分配金というのはファンドにとって大切なものなのです。
もちろん多ければ多いほど良いのです!!
※1 分配金利回り20%だったら元本を5年で回収できます。(ただし5年後の元本はどうなっているか知りませんよ)。本題に戻ります。では、相次ぐ分配金の引き下げに我々はどう対処すればいいのか??
実は解決法があるんです。
それの秘策というのが
「カバードコール」です。
カバードコールとは何か?
詳しくは
東京証券取引所のホームページをご覧ください。
私自身オプション取引は行ったことがありませんのであまりよく分かっていませんが、ざっくりしたイメージはこんな感じでしょうか?
①原資産の価格(株価とか)が上昇:利益は限定
②原資産の価格が横ばい:ちょっと儲かる
③原資産の価格が下落:下がれば下がるほど損失が大きくなる
で、このカバードコール戦略を取り入れたファンドがあるのです。
私がこのタイプのファンド初めて知ったのが
「野村グローバルREITプレミアム(通貨セレクトコース)毎月分配型(2012年4月設定)」というものです。
※今確認したらもっと2月に豪ドル債モノが設定されてました。
これの仕組みと手数料の高さ(販売4.2% 信託報酬2.024%)を見たとき、「さすが野村!」と思いつつ販売チャンネルが野村證券という事を知り、
ひとまず安心非常に残念に思った記憶があります。
しかし、
ゴキブリは1匹みたら30匹はいるというように良い物は自然に広がっていくように野村以外にもこのカバードコール型のファンドは広がりをみせています。
この流れはきっと加速していくでしょう。
分配金を高く設定し客を寄せ、高い手数料をとる。複雑な仕組みで手数料の内訳を分からなくする。
うん。素晴らしい!
さっそくSBI証券でも紹介されています。
SBI証券「オプション戦略で分配力を上乗せ!注目のカバードコール型ファンド特集!」こちらには野村以外で比較的最近設定されたカバードコール型ファンドが5本も紹介されています。
(そのうち1本はなんと2010年設定。う~む、先見の明があります。
ゴキブリだって3億年前からいたそうですし。)
その中でも私が気になるのが
三井住友-トルコ債券・プレミアム・ファンド(毎月決算型)信託報酬1.62%、分配金70円と正直油っこさは足りません。
が、プロジェクトの中に新興国債券がないのと、なによりこれから増えるであろうカバードコール型のファンドを組入れておくのはいいかもしれません。
<注意>
以下の記事を読むと我らの素晴らしき「毎月分配型」への夢が覚めてしまいますので絶~っ対に読まないように!
・
麻酔と世界分散投資?毎月分配型を積み立て、利息を再投資して1億円を貯めてみよう!(追記あり)・
SBI証券「投資信託定期売却サービス」
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