銀行にリスクを取らされた高齢者について考える(2)
- 2012/10/02
- 07:43
高齢者が銀行を始めとする金融機関にカモにされているの問題について、前回の記事で原因をいくつか考えてみました。
仮説1 遠くの人の合理的な意見よりも、近くの人の間違った意見を信じてしまう。
仮説2 周りに失敗している人がいない。
仮説3 金融商品の良し悪しを見分ける基準がない。
正直なところ、どの程度実態に即しているかは分かりませんが、この仮説をもとに対策を考えてみます。
仮説1 遠くの人の合理的な意見よりも、近くの人の間違った意見を信じてしまう。
仮説2 周りに失敗している人がいない。
仮説3 金融商品の良し悪しを見分ける基準がない。
正直なところ、どの程度実態に即しているかは分かりませんが、この仮説をもとに対策を考えてみます。
対策① 高齢者にこそFacebookを利用してもらう。
これは妻から聞いた話ですが、停留所でバスを待っていると100%高齢者に話しかけられるそうです。
しかも、内容が重いとのこと。
「息子が介護してくれない」とか「最近膝がどんどん悪くなる」とか「その高齢者の半生」とか。
赤の他人にそんなことを話すくらいですから、よっぽど暇で寂しいのでしょう。
こういう方の話をやさしく聞いてくれる馴染みの銀行員がいたら?
きっとその人を好きになって、投信買っちゃいますよ。
そうならないためにも、私は高齢者にこそFacebookを勧めたいと思います。
知り合いをどんどん増やし、コミュニケーションする。
これは寂しさ対策です。
同年代間で一日中”いいね”を言い合う。
そうすることで、”その高齢者にとっての親しい人ランキング”内で「馴染みの銀行員」の地位を落とすことができます。
「あの○○さんの勧めだから」という理由での購入を避けてもらうのが狙いです。
対策② 具体的に損したという事例をなるべく知ってもらう。
「投資信託で損した」「金投資で損した」「外債投資で損した」等の事例をなるべく知ってもらうことも大切だと思います。
経験上、「ゼロサム」とか「購買力平価」などの言葉を使うより「損した」という一語の方が遥かにインパクトは強いです。
現在、当ブログで「投資家に不利っぽいファンド」を複数買い付けております。
損したという事例をなるべく多くの人に発信できたらと思っております。
対策③ 標準を意識してもらう。
日本人の横並び意識を利用する方法です。
高齢者に金融商品販売する際には、こんな感じの用紙を1枚だけ配布して欲しいのです。

※その他金融商品には株・リートの他、債券も含みます(怪しい外債ファンドが多いので)。
標準(割合は私が適当に決めましたが)を知ってもらうことで、自分のとっているリスクの大きさを意識してもらえると思います。
もし不利な金融商品を購入してしまっても、投資額自体を抑えることができればダメージは少しですみます。
目論見書の聞きなれない言葉だけでリスクをイメージするよりも有効かと思います。
対策④ 若者の力で金融機関を儲けさせる。
いい仕事をして儲けることができれば、金融機関もわざわざ詐欺まがいのことをせずにすみます。
具体的には、インデックスファンドをはじめとするまともな金融商品の残高を増やす。
目標はバンガード。
無理かもしれませんが、コツコツ積み立てることで少~しは貢献できるのではないかと思っています。
これは妻から聞いた話ですが、停留所でバスを待っていると100%高齢者に話しかけられるそうです。
しかも、内容が重いとのこと。
「息子が介護してくれない」とか「最近膝がどんどん悪くなる」とか「その高齢者の半生」とか。
赤の他人にそんなことを話すくらいですから、よっぽど暇で寂しいのでしょう。
こういう方の話をやさしく聞いてくれる馴染みの銀行員がいたら?
きっとその人を好きになって、投信買っちゃいますよ。
そうならないためにも、私は高齢者にこそFacebookを勧めたいと思います。
知り合いをどんどん増やし、コミュニケーションする。
これは寂しさ対策です。
同年代間で一日中”いいね”を言い合う。
そうすることで、”その高齢者にとっての親しい人ランキング”内で「馴染みの銀行員」の地位を落とすことができます。
「あの○○さんの勧めだから」という理由での購入を避けてもらうのが狙いです。
対策② 具体的に損したという事例をなるべく知ってもらう。
「投資信託で損した」「金投資で損した」「外債投資で損した」等の事例をなるべく知ってもらうことも大切だと思います。
経験上、「ゼロサム」とか「購買力平価」などの言葉を使うより「損した」という一語の方が遥かにインパクトは強いです。
現在、当ブログで「投資家に不利っぽいファンド」を複数買い付けております。
損したという事例をなるべく多くの人に発信できたらと思っております。
対策③ 標準を意識してもらう。
日本人の横並び意識を利用する方法です。
高齢者に金融商品販売する際には、こんな感じの用紙を1枚だけ配布して欲しいのです。

※その他金融商品には株・リートの他、債券も含みます(怪しい外債ファンドが多いので)。
標準(割合は私が適当に決めましたが)を知ってもらうことで、自分のとっているリスクの大きさを意識してもらえると思います。
もし不利な金融商品を購入してしまっても、投資額自体を抑えることができればダメージは少しですみます。
目論見書の聞きなれない言葉だけでリスクをイメージするよりも有効かと思います。
対策④ 若者の力で金融機関を儲けさせる。
いい仕事をして儲けることができれば、金融機関もわざわざ詐欺まがいのことをせずにすみます。
具体的には、インデックスファンドをはじめとするまともな金融商品の残高を増やす。
目標はバンガード。
無理かもしれませんが、コツコツ積み立てることで少~しは貢献できるのではないかと思っています。
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