上の方のリスク許容度について
- 2016/11/28
- 07:02
リスクとは振れ幅のことであり、単純に資産が下がることことだけを指すわけではない。私達が普段目にしていることですよね。
ということは、リスク許容度についても、下限値だけではなく上限値を考えなくてはいけないのかな?などと思ったので、記事にしてみました。
許容度を超える=その状態を受け入れられずもともとの方針に沿わない行動をおこしてしまう
として、(長期投資家である自分が)リスク許容度の上限を超えた場合におこしてしまいそうな行動を以下に挙げます。
1) 投資をやめてしまう
下がった場合に耐えられなくなってやめてしまうのとは異なり、
利益確定をするかたちでの退場となりますので悪い結果ではありません。
ただ、10年以上のスパンで投資をしようとしていた場合、以下のことを考えなくてはいけません。
・次いつどのような方法で投資を再開するのか?しないのか?
・さらに相場が上昇した場合に、再開できるのか?(機会損失を認めることができるのか?)
このことを以前4コマ漫画で描いたことがありますので、載せておきます。
2) よりリスクを取ろうとする(儲けを加速させようとする)
「よくよく考えると、債券の比率が高すぎるような気がするので、株式のウエイトを増やしました」
「特定のアセットクラスや銘柄に追加で投資する」
などなど。
もともとの投資方針であれば何ら問題ありません。
ただ、「長期でほったらかし投資を行う」と決めたのに、このような行動をとった場合は要注意。
もっともらしい理由が添えようとも、第三者からすれば、それは浮かれた状態に見えることでしょう。
一度決めた投資方針を安易に変えてしまうと、今度は逆の場合、つまり相場環境が悪いときに「今までの損を取り返すために集中投資する」なんてことなりかねません。
まとめ
自分自身リスク許容度=下げの限界値くらいで考えていました。
とりあえず2つのパターンが思いつきましたが、ご意見ありましたらご教示ください。
今後上昇相場の際、自分の心のなかに上記のような衝動が芽生えたらリスク許容度を超えている可能性があります。
そんな時は、冷静さを取り戻すために、投資をはじめたときの方針や根拠を再確認したり、通勤時の服装を虚無僧スタイルに変えてみたり、SNSで友達が共有している写真を片っ端から心霊写真に仕立てたりしてみようかと思います。
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