インデックス投資ナイト2015に参加してきました。その③ あなたの知らないインデックスの世界<超要約版>
- 2015/07/08
- 07:11

もう関連記事は見飽きちゃったかな?
でも、続けますよ。
その① その②に続いて今回はその③ イボットソンアソシエイツの小松原氏による「あなたの知らないインデックスの世界」について書きます。
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さて、この小松原氏による約20分のプレゼン、個人的には非常に興味深く聞くことができました。
しかし、「難しい」とか「ついていけない」とかいう感想もちらほらみかけましたので、今回は超要約版としてお届けします。
一言で言うとこういうこと
スマートベータ(ファンダメンタルインデックス)の紹介。以上!
ちょっと不親切過ぎますね。失礼しました。
もう少し丁寧に。
インデックスには一般的な”時価総額によって保有銘柄とウエイトを決めるもの”の他にも様々な定義付けのインデックス(これをスマートベータといいます)があり、それらは時価総額型のインデックスに比べリスクリターンに大きな違いがある。
ってことです。
代表的なものとして
・バリュー
・グロース
・高配当
・ミニマムボラティリティ
・JPX400
などなど。
これらのさまざまなインデックスが時価総額型とをリスクリターンの散布図で見せてくれました。
図では、(あくまで過去のデータですが)時価総額よりリスクが低いくせにリターンが高いものもあり、大変魅力的にも思えました。
そこで、小松原氏の一言。
「市場インデックス呪縛からの開放」
うーむ。
なんてパワフルなプレゼンだ。
グッとくるなぁ。
個人的な感想
時価総額型のインデックス以外のさまざまななインデックスを投資対象とするのも大いにアリです。
しかし、注意点もあります。
注意1 現時点では積立に向いているファンドが無い
現時点でこれらのものに投資を行おうとなると、主に海外ETF(国内ETFにも少しありますが)を利用することになります。ETFには通常売買手数料がかかります。そのため少額をコツコツとつみたてるといった方法には向いていません。
注意2 後出しジャンケン的なインデックスも存在しうる
時価総額型と過去のリスクリターンを比べ、勝っていることを確認して、それを新たなインデックスとしてリリースすることも可能です。
注意3 入念な勉強とそれなりの胆力が必要
過去のリスクリターンだけで判断するとやけどすることになりかねません。
インデックスの定義をきちんと理解すること。そして、思った通りのパフォーマンスにならなかった場合にも感情で判断しないこと が必要になります。
少なくとも、自分の投資しているスタイルが批判されたり、パフォーマンスが悪かったからといって不安になり、そのスタイルを紹介しているブログの管理人に「大丈夫?」などと聞いてしまうような人には向いていません。
まとめ
非常に面白いプレゼンでした。
(自分が投資するかは別として)色々な定義のインデックスファンドが出てくればいいのになあと思いました。
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