株式相場の天井フラグとどう付き合うか
- 2015/06/02
- 07:47

相場の天井を表すフラグ(サイン)というものが存在するそうです。
古くは、靴磨きの少年が「へっ、へっ、へっ、旦那、株式には投資をしておられるんで?なに?してない?実はいい銘柄があるんでゲスよ(注:セリフは私の勝手な想像です)」などと株式相場の話をしたらそこが天井で、その後大きな下げ相場があったとか。
さて、現在の相場はどうでしょう?
日経平均株価が2万円を超え、3年程前と比べると相場は大変好調です。
何かフラグはでてきているでしょうか。
私は、『めざましテレビ』というあまり経済には縁のない番組で昨日の日経平均株価を報道しはじめたとき「おやっ?」と思いました。
代表的な天井フラグ
相場の天井を表すフラグとしては以下のようなものが代表的です。
■ 北斗七星の横に寄り添うように光る蒼い恒星が見えた。
死兆星と呼ばれるその星を見てしまった場合は、その年のうちに暴落が待っていると言われています。
■ 「下がるなよ」「下がるなよ」と言った後、「絶対に下がるなよ」と言った(絶対にが付いた)。
絶対に下がります。
■ 仲の良かった女性に連絡をしても、最近レスが遅い。
女性に本命ができた可能性大。相場は終わりに近づいています。「最近忙しい」「資格取得のために勉強したい」「今週は弟が泊まりに来ている」等が具体的なサインです。
■ ダウンをくらったタイ人キックボクサーが起き上がり、ニヤリと笑った。
これ、はっきり言って、効いてます。暴落は近い。
■ CMに入る際、「まだまだ続くよ」とのアナウンスがあった。
この相場はもうちょっとで終わります。
■ 浮かれた男女グループが湖畔のロッジに行き、その中の一組がいちゃつき始めた。
ブラックフライデー(Black Friday the 13th)が待っています。
長期投資家と天井フラグ
このようなフラグを見てしまった場合、我々投資家はどのように振る舞えばよいのでしょうか。
まず、人の心理も大きく作用するという短期的な相場で投資をする人、彼らはこれらのフラグを自分なりに解釈し、投資行動に役立てれば良いと思います。
相場を先回りすることで、リターンを得るチャンスがあります。もちろん、その逆も。
では、私のように長いスパン(少なくとも10年以上)で投資を行う投資家はどうするか。
個人的には、このようなフラグといった類のものを頼りに、相場に出たり入ったりするべきではないと考えます。
もともとの投資方針に、短期的な売買も盛り込んでいる方なら問題ないでしょう。
しかし、”長期・分散・低コスト”のポートフォリオを組み、コツコツ投資していきますといった投資方針の方(特に私の場合は極力自分の意志を排除しようと思っています。)には、こういった短期的な相場観というものは馴染みません。
その後の投資方針、投資行動にブレが生じてしまう恐れがあります。
長期投資家にできる数少ないことは、定期的な資産配分のチェック。
また、各資産の配分が当初の目標から外れた場合のリバランスくらいです。
まとめ
この記事の冒頭(暴騰じゃないよ)で『めざましテレビ』と書きましたが、実は私は朝は主に『あさチャン』を見ています。
黒髪ショートヘアのアナウンサーがとても綺麗だからです。
あっ、関係ないですね。
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