米国籍オープンエンドファンドのパッシブの比率が史上初の3割を突破。
- 2015/03/17
- 06:33

モーニングスターに興味深いニュースが出ていました。
以下引用です。
(モーニングスター パッシブの比率が史上初の3割を突破! バンガードとブラックロックの2強時代到来かより)2月末時点の米国籍オープンエンドファンド(ETF含む、MMF、ファンド・オブ・ファンズ除く)におけるパッシブファンドのシェアは30.5%と、月末ベースでは史上初となる3割の大台突破となった。同月の純資金流出入額(推定値)では、パッシブ、アクティブともに流入超過となったものの、パッシブへの流入超過額が499億ドルと、アクティブの3.5倍に達したことが、シェア拡大に寄与した。パッシブファンドのシェアは20年前には3%に満たなかったものの、10年前には14%、5年前には21%と、確実に投資家の信認を得てきた。
※パッシブファンド=インデックスファンドと読んでいただいて差し支えないと思いますが、モーニングスターの記事に合わせて以下パッシブファンドと表記します。
なお、このニュースについては、すでにNightWalker's Investment Blogさんの方で取り上げられております。
「パッシブの比率が史上初の3割を突破!(2015.03.16)」
記事によると
20年前・・・03%
10年前・・・14%
05年前・・・21%
と着実にシェアを伸ばしてきたんだとか。
う~ん、すごい。大したものです。
広がるパッシブファンド
401K(≒確定拠出年金)の広がりと共にパッシブファンドが広がったみたいなことを聞いたことがあります。
その他、長期的にはアクティブファンドがパッシブファンドに比べ、成績が劣ることが多いことも要因かもしれません。
「ボルチモア商店街のランダム・ウォーカー」なんてブログあって、それがパッシブファンドの普及に影響を与えているという噂も聞いたことがあるとかないとか。。
パッシブファンドの良さ
○ 分散されたポートフォリオを、
○ 最低限の手間(少ない金融商品数)で持つことができ、
○ 保有コストは安く、
○ 平均的な成績が期待できる。
もちろん、値下がりのリスクはありますが、資産形成のためのツールとしては、非常に優れています。
また、これらの特徴をまとめると、投資に興味がない人や投資に時間をかけたくない人に向いていると言えます。
日本でも増えてほしい
日本でももっとパッシブファンドに投資する人が増えればなあと思います。
多くの人が(リスク許容度内で)投資を行うことで、より良い商品の開発や普及、情報量の増加による国民全体の金融リテラシー向上が期待できます。
また、既存の投資家にとっても、
「投資?ケッ、そんなのギャンブルだ。どうせ損するに決まってる!」
「えっ?投資なんてして大丈夫?保険に入っておいたほうが手堅くない?」
「投資は金持ちのためのもの。株を持ってる人だけが儲かるアベノミクスは悪だ!」
などの、面倒臭い上に反対意見を全く受け付けてもらえなさそうな印象論にさらされるリスクの低減が期待できます。(←結構重要)
自分が定年を迎える頃には、そんな世の中がくるのかなあ。。。
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