規則性のないパフォーマンス(資産クラスの年率リターン比較)が面白い
- 2015/01/14
- 07:37

昨日、無料で読める『成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則』はインデックス投資家にお勧めの資料で紹介した『成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則』(PDFファイル)の中にある”規則性のないパフォーマンス(P15)”の項目が個人的に面白く、美しいので今日はこれをご紹介。
さて、上の画像、ただのアイキャッチ(記事の上部にある画像)じゃないんですよ。
これが、今回取り上げる”規則性のないパフォーマンス”を表した図なんです。
規則性のないパフォーマンスって?
ものすごく雑なまとめ方をしますと、
「パフォーマンスの良い資産クラス※1なんて毎年コロコロ変わるから予想はむずいよ!」
ってことです。
去年最もパフォーマンスが良かった資産クラスが今年も良いとは限らない。その逆も然り。
サイコロを振って決めたんかいっ!っていいたくなるくらいに不規則。
これを資産クラス別とパフォーマンスで図にしてみると、もうグッチャグチャになります。
線で結ぶとスパゲッティ※2のように絡み合います。
だから、このような表のことをスパゲッティ・チャートなんて言い方をします。
※1資産クラス:国内株式とか外国債券とかJREITとかの区分のことです。
※2スパゲッティと書くかスバゲティと書くかで迷いました。
もう一度上図を見てみましょう
上の画像をもう一度見てみましょう。
これは1999年~2013年までの期間で各資産クラスのパフォーマンスを並べたものです。

(『成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則』から抜粋)
なお、各資産の色分けは以下のとおり。

(『成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則』から抜粋)
うーん、見事にスバゲッてますな。
では、今年はどうなるか?
やはりわかりません。
まとめ
予想できない、それは分かった。じゃあどうればいいのか?
もうこれは、広く浅く持つしかありません。
短期の勝負、大きなリターンをあげたい、予想が可能という方はこの限りではありません。
しかし、私のような経済・金融に暗いボンクラサラリーマンが大負けせずに長く投資を続けるためにはこうするしかないのかな、とあらためて思わされる表でした。
<おまけ>
米国の運用会社が作った資料とあって各資産クラスにイマイチ馴染みが無いかもしれません。
そんなときは、おなじみ”梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー”のこの記事を読みましょう。
日本の投資家に馴染みのある資産クラスで、分かりやすく説明してくれています。
『よりスパゲティ感が増したスパゲティ・チャート』
えっ?なに?
だったらはじめからこの記事を紹介しておけばよかったんじゃないかって?
うっ、うるさいっ!!
私だってこんな記事を書いてみたかったんだんじゃい!
それに完全な真似にならないように、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんがスバゲティと書いてあるところを私はスパゲッティと言い換えてます。これ、超重要です。
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