(う~ん、絵はやはりますいっちさんに描いてもらうべきだな。)さてさて、今日は投資信託を初心者に向けて紹介する資料等で必ずと言っていいほど登場するこの例え、「卵を一つのカゴに盛るな」って例えについて語りたいと思います。
この例えは、保有する銘柄(卵)を集中しすぎる(一つのカゴに盛る)と倒産や不祥事による株価暴落等の悪いイベントが起こった時に大ダメージを受けるから、分散投資しましょう(カゴを分けて持とう)って意味です。
未知の事柄を理解するには理屈よりもイメージから入ったほうが取っ付き易かったりします。
そういう意味で、説明資料等にこの例えを使うのは正解。
いいじゃないか、いいじゃないか。
でも、一方で「惜しい!」とも思います。
その辺をちょっと詳しく。
惜しい!その① 代替案でも卵は落ちそうだ
確かに卵を複数のカゴに分けて持てば、”落として一度に全部割れてしまう”なんてこともなくなるでしょう。
理屈では納得がいきます。
でもね、イメージで想像してみてください。
卵をいちいちカゴを分けて持つって結構大変ですよ、きっと。
こんな感じです。

(こいつ、絶対に落とすぜ......)
惜しい!その② ゴールはもっと先!
例えを聞くと、
「銘柄分散はやっぱ大事だよね。」
「だから投資信託を利用するのが合理的だよね。」
となります。
うん、ここまではいいです。
でも、ここをゴールとするべきではない。
「投資信託を(1本)買っておけばリスクに対応できるよね?」
となってしまうのもよろしくない。
市場全体が上がったり下がったりすることなんてザラですから。
大事なのは、
資産クラスの分散、
リスク資産と無リスク資産の分散です。
”卵を1つのカゴに盛るな”の例えは、(投資信託の説明資料等で使った場合)投資信託さえ持っていればOK的な意味に取れてしまいそうなので「惜しい!」。
まとめ
最後まで書いて気がつきました。
このツッコミの仕方、なんだか「ヒーローが変身している間に敵は攻撃すればいいのに!」とドヤ顔で語る小学生と同じレベルです。
すんげ~子どもっぽい!
少し恥ずかしくなりました。。
あっ、でも資産クラスの分散やリスク資産と無リスク資産の分散は、本当に大事ですよ。
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