確定拠出年金が誰にでも入れるように?
- 2014/10/28
- 07:39

<お断り>
これは、家族が思ったより早く起きてきたお陰でお蔵入りとなっていた記事です。
少し古い情報ですが、自分にとっては重要なことなのでアップしておきます。
日経新聞のウェブサイトに興味深いニュースが出ていました。
本文の一部を引用します。
(日経新聞ウェブサイトから引用)掛け金引き上げは好機 確定拠出年金の運用を磨く
第3号は約950万人で、老後に国民年金分の約6万5千円(満額の場合)をもらう。厚労省の試算では国民年金の給付水準は下がる見通しだ。個人型の掛け金の上限は月6万8千円で、希望する専業主婦には新たに掛け金を払ってもらう。
個人型には公務員の加入も認める。公務員の共済年金は2015年度に会社員の厚生年金と一元化する。しかし、企業年金に相当する私的年金がないため、公務員も個人型の年金に加入できるようにする。
現在、制度はとっても分かり難い
圧倒的な税制上のメリットを有する確定拠出年金。
しかし、制度はとーーーーっても分かり難いです。
企業型と個人型があったり、それぞれの拠出額に違いがあったり、加入要件が複雑だったり、ライフサイクルによっては積立ができなくなってしまったり、などなど。
さらに、名前が確定給付年金と似てたり、国民年金や厚生年金と混同したりとこれまたややこしい。
正直、ここで違いを説明するのを省略しちゃいたいほどです。
で、省略しちゃいます。
加入対象者が増える、、、、かも
これは妄想ですが、こうした背景には加入者が全然伸びないからじゃないかと考えられます。
そもそもが確定拠出年金という言葉すら分からないっていう人も多いのかも。
確定拠出年金を導入している私の職場でも、確定拠出年金と国民年金を一緒のものだと勘違いしている人が複数人いました。
そして資産配分をいじくった※1のは、全社員※2で私一人。総務から「あんた一体何したんだ?」※3と聞かれました。
それもまあ仕方がないです。2時間程度の説明で全部を理解しようとしても難しい。
会社で確定拠出年金を導入している場合は資産配分を決める※4だけですが、個人でそれをやろうと思うと、利用できるかどうかを確認したり、金融機関を選んだり、資産配分・商品を決定したり、と色々面倒臭い。否、超面倒臭い。
よほどの人でない限りやらないでしょうね。
※1 資産配分をいじくった・・・始めは債券も入れた資産配分でしたが、税制上のメリットを知り、株式100%に変更しました。
※2 全社員・・・会社自体が小さいので大したことはないです。
※3 総務から聞かれる・・・その際マッチング拠出させてくれと提案し、面倒臭い奴という目で見られました。
※4 資産配分を決める・・・説明に来た業者の「まあ、ほとんどの人が元本確保型の商品を選びますけどね」という一言でほとんどの社員がそちらに流れました。
税制上のメリットはどうなるか?
運用益が非課税なのも大きなメリットですが、なんといっても小規模企業共済等掛金控除でしょう。
詳しくはググっていただきたいのですが、ざっくりいうと”掛け金を払っただけ税金を決める際の自分の収入の額を減らすことができる”というものです。
これは本当に強力です。
初孫と一緒にデパートに行った時の祖父母の財布くらい強力です。
ただ、もし利用範囲が拡大した場合にはどうなるんでしょうね?
専業主婦についてのみこれを適用しない、くらいならいいのですが、「よ~し、じゃあみんな辞めちゃえ~」となってしまっては残念です。
運用益まで課税されることはさすがになさそうですが、私が役人なら「こっそりやめちゃうか、控除額を徐々に減らしていきましょう」っていうでしょうねぇ。
まとめ
いや、まとめるも何も、決まったわけじゃないし、よく見るとどうでもいいことばかり書いてあるし。。
とりあえずは、続報を待ちましょう。
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