竹川美奈子さんの「投資信託にだまされるな!」が新しくなりました。
竹川 美奈子
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 3,686
投資を始めた頃、随分とお世話になった本です。
内容は非常に分かりやすく、初心者にもオススメできます。
私がよく行く本屋でも”大儲け”をキーワードにした投機本に混じって常に置かれていました。
小さな本屋と投資本(2012.11.18)
こちらが最近、新しくなったということで読んでみました。
ちなみに「新・投資信託にだまされるな! 」については他のブログでも取り上げられています。
いい投資"探検日誌 from 新所沢新・投資信託にだまされるな! 竹川美奈子 (2014.05.26)梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー「新・投資信託にだまされるな!」(竹川美奈子著)は磨きがかかったオールラウンド投信本 (2014.05.26) どんな本か?
目次は以下のとおり。
第1章 最新版! こんな投信、買ってはいけない
第2章 これだけ知っておけば金融機関にだまされない!
第3章 買うべき投信、買ってはいけない投信
第4章 世代別! おすすめ投信とその活用法
第5章 よくある投信の疑問にお答えします
第1章では、よく見かける”とてもオススメできないヘンテコ”な投資信託を紹介。
第2章では、投資信託の仕組みやコストについて言及。
第3章では、分散投資とインデックスファンドの紹介。
第4章では、リタイア世代と現役世代の運用方法を解説。
第5章では、初心者が抱きがちな質問とその答えを掲載。
5つのE
著者の竹川美奈子さんが提唱する”5つのP”※をもじって、この本の良い所(E=いいね!)について書きます。
◆ タイトルがE(いいね!)「新・投資信託にだまされるな!」というタイトルが良いです。
大儲けを謳ったタイトルの本はかえって目立たない。かといって、ネガティブすぎるタイトルも気持ち悪い。
「えっ?どういうこと?」と思わず手に取りたくなるこのネーミングはすばらしい。
◆ デザインがE(いいね!)カラーを多用されており、見やすいです。
ファンドの広告の見本は思わず「あっ、こんなの見たことある!」と感じるように上手く作られています。
字のみの本よりも、挫折率が低そうです。
◆ 共感力の高さがE(いいね!)投資において私が最も影響を受けているのは山崎元さんですが、共感力の高さでいえば竹川美奈子さんの方が上でしょう。
前者は結論⇒解説、後者は解説⇒結論。
好みにもよりますが、「こういうファンドがあるよね」という部分から始めている後者の方が共感力は高そうです。
ちなみにどちらも、毎月分配型ファンドやテーマ型ファンドではなく、インデックスファンドにしておくべきという主張です。
◆ 代替案がE(いいね!)コストの安いインデックスファンドを長期で運用しましょうという代替案が良いです。
これが、高コストのワインファンドや高リスクの海外実物不動産では元も子もないですから。
◆ 読みやすがE(いいね!)文字数が多すぎない。説明が分かりやすい。シンプルな構成などなど。
本で大事なのはまず読んでもらうということです。
そういう意味でもこの本は読みやすくて良いです。
※5つのPについては後日書かせてもらいます。
まとめ
はじめの一冊として、非常に優れた本です。
これは人にも薦めやすい。
「とりあえず生中!」「とりあえず枝豆!」「とりあえず美奈子!」こんな感じでしょう。(←とても失礼)
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