
「日本の経済はダメー」だという旨の意見を見かけることがあります。
曰く、数年以内に財政破綻。
曰く、ハイパーインフレが起こる。
曰く、超円高時代がやってくる。
高橋 乗宣さん、 浜 矩子さんの見解では2014年(※)は戦後最大級の経済危機がやって来るそうです。
高橋 乗宣 浜 矩子
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※ちなみにこの先生方は「今年は阪神優勝するで」と赤ら顔で語る飲み屋のオヤジの如く、毎年日本の経済危機を予想されています。
経済・金融用語はカッコイイ
上で紹介した高橋 乗宣さん、 浜 矩子さんの場合は
悲観的な経済予測はお得なのでそうしているのでしょうが、実際のところ、今後日本がどうなるのかは私にはよく分かりません。
ただ、ひとつ言えることは経済・金融用語はカッコイイということです。
なんというか、語っているうちに悦に入っちゃうんですよ。男性は特に。
私もその一人。
リスク許容度を把握し、アセットアロケーションの決定。ドルコスト平均法で積み立て、定期リバランスを実行。
書いてみるとなんでもないことなのですが、用語を覚えたての頃は「うおっ、今の俺ってなんかカッコ良くね?」なんて思っていました。
アセットアロケーションという言葉を使いたくって仕方がなかった。
また、皆と違う主張をする、自信満々に語る等の行為は自分を酔わせるのに十分な効果を発揮します。
対策する前にすべきこと
「日本はどうせ終わり、だから海外へ移住する。」
「日本経済は間もなく大不況が訪れる。だから日本株を売っておく。」
それもよいでしょう。
でもその前にひとつやることがあります。
それは、自分の主張の
「日本」の部分を
「J-POP」に、
「海外」の部分を
「洋楽」置き換えてみることです。
どうです?
物凄~く童貞っぽくなったでしょ?
「J-POPは最低。終わってる。だから俺は洋楽だ。」
おおっ、これはまさに15歳の頃の私ではないかっ!お久しぶりっ!!
日本の将来に対する悲観的な見方も良いでしょう。
その通りになるかもしれませんし、私も決して楽観視していません。
しかし、まずは自分の主張の童貞っぽさと向き合い、それを乗り越えていくことが重要です。
※この記事は昨日みうらじゅんのスライドショーを見に行き、影響を受けた私ちんあおが「童貞」という言葉を使いがために書きましたとさ。
みうら じゅん 伊集院 光
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