すこしモヤモヤした話

先日、娘と二人で愛知県名古屋市にある大須観音というところに行ってきました。

こんなところです。

（大須観音公式WEBサイトより転載）

ベビーカーと娘を担いで上まで登るのは億劫だったので参拝はせず、境内に集まってくる鳩と戯れていました。
鳩用の餌も５０円で販売されていました。東京にある浅草寺では鳩の餌やりは禁止されていまっているそうですが田舎はノンビリしたものです。
私は地元の人間と思われるお爺さんに分けてもらったので無料でした。

時間は朝１０時。参拝客もまばらです。

無料で餌を手に入れた喜びと鳩をほぼ独占（当時餌やりをしていたのは私たち親子とお爺さんの２組のみ）できる満足感で、極めて上機嫌で餌やりを楽しんでおりました。

餌やりを始めて５分くらいした頃でしょうか。なにやら視線を感じました。
何かなと思って見てみると、一眼レフのカメラを構えた４５歳位の男性がこちらにレンズを向けているではありませんか。
はじめ鳩だけを撮っているのかなと思いましたが、男性の近くには鳩はいません。
そしてあのカメラの角度、予想される構図から私たち親子を撮っているのは間違いありません。
私もよく一眼レフのカメラで写真を撮るのでそれくらいは（というかど真ん中でしたし）分かります。

同時に３つの感情が浮かびました。
「私たち親子を被写体に選ぶとはセンスあるな。いいじゃないか、いいじゃないか」
「俺、素敵なパパとして写っているかな？ズボンのチャック、開いてないかな？」
「あれ？私たちならいいけど、もしこれが女性だったら、無断でシャッター切るのって結構ヤバくないか？」

上記３つの比率は６０％、３０％、１０％くらいでしょうか。
私は写真を撮られるのが結構好きな方なので、気にせず、否、いい意味に意識しながら遊んでいました。

しかし、それにしても長い。
時折モニターを確認しながら、何度も何度もシャッターを切っています。
やはり一言あった方がいいんじゃないかな、それとも後で声をかけてもらえるのかな、などと自意識過剰的な感情が芽生え始めた頃、その男性はふっといなくなってしまいました。


ああ、きっと鳩だけを撮っていたんだな ⇒ いやしかしあの角度はどう見ても、、 ⇒ 撮った写真を見せてくれればみんなが楽しいのにな ⇒ 実はただの自意識過剰じゃないか？キモっ！ ⇒ ああ、きっと鳩だけを撮っていたんだな ⇒ 以降無限ループ


私のモヤモヤは、近所のパソコンショップでSIMフリーのiPhone 5sの価格の高さに驚くまで２０分ほど続いたのでした。

いや～それにしても、iPhoneは高いです。


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