「激論!投資信託 春場所」動画のまとめです。
- 2013/04/14
- 07:59

先日の記事「ジャイアンシチューの運用報告(4/9時点)」で報告させてもらいましたが、「これは値下がりしそうだ」と思って買った資産倍増プロジェクトのファンドが本当に倍増してしまいました。
私ちんあお、現在謝罪の意を込めて3月20日(水・祝)両国国技館で開催された『ネットで投信 in Tokyo』の講演内容を(免許更新の時の講習を受けるような気持ちで)見ております。
でも、いきなり「図解でわかるカバードコール戦略~ツインα戦略の活用~」なんて動画を見るのはさすがに胃もたれしてしまいそう。
ってことで、パネルディスカッション「激論!投資信託 春場所」という動画から見てみたのですが、これが意外と面白かったのでまとめておきます。
出演者は以下の5名。
朝倉 智也氏(モーニングスター代表取締役社長)
植村佳延氏(SBI証券)
臼田琢美氏(カブドットコム証券)
広木 隆氏(マネックス証券)
山崎 元氏(楽天証券経済研究所)
【年末時の日経平均株価予想】
植村佳延氏(SBI証券)
16,000円。
懸念材料もあるが今は売るな。
臼田琢美氏(カブドットコム証券)
18,000円。
毎回ここで動画がフリーズしてしまうので内容は割愛。ごめんなさい。
広木 隆氏(マネックス証券)
15,500円。
現在の株価は決して割高ではない。
山崎 元氏(楽天証券経済研究所)
14,000円。
為替レートが105円くらいになるのは十分考えられる。
【今後注目されるであろう業種やテーマ、地域、国と注目しているポイント】
植村佳延氏(SBI証券)
投資信託の残高で言うと株式ファンドよりも債券ファンドの方が多い。
しかし、株式に投資をする投資信託を持っていただきたい。
短期的には日本株、長期的にはアセアン株が有望。
これから最も中所得層が拡大するのがアセアン。
世界の生産地、消費地として期待できる。
臼田琢美氏(カブドットコム証券)
国内に関しては、ネット関係やクールジャパン関係。中長期的に期待できる。
海外へは、アセアンや東南アジア。
日本が上がりきったら、アセアンに乗り換える。
投資は3年スパンで。3年間程度好調が続けば乗り換えを検討。
広木 隆氏(マネックス証券)
国内はアベノミクスでデフレ脱却を目指す。
政策に売りなし。
不動産関係、輸出関連、外需産業。
お金が動いてくると、消費産業や金融。
海外ではアメリカ。
全世界的に株高。
FRBの量的緩和が一番の背景。
現在は「熱狂なき最高値」。ダウはまだまだ高値追いが続く。
企業業績の回復に比べて株価の戻りが遅かった。
山崎 元氏(楽天証券経済研究所)
現在の相場は1986年みたいな感じ。
当時は「輸出ハイテク株」と「内需株」に大分。
決め手は為替。
お金が余ってくると基本的には金融業のビジネス機会が増える。
国内株でいうと金融業それからREIT。
海外でいうとアメリカ。
大型株だけでなく小型株も。
小型株や新興国等広い範囲を投資対象とした投資信託がよい。
景気の回復が後半に入ってくると小型株や新興国が期待できるが、基本的には広い範囲で投資。
【日本版ISAの中で望ましいファンドやスタイル】
植村佳延氏(SBI証券)
基本的には現在のお客様にとってのベストやベターな投信が結局は良いのでは。
非課税枠の100万円をきっちり使いきれるよう、ノーロード型がでてくる。
運用方針、哲学、実績。
国際分散投資で積立をしてください。
10年間で500万円の非課税枠を使いましょう。
臼田琢美氏(カブドットコム証券)
制約があるため、制度を完璧に使いこなそうと思うと返って失敗する。
そこそこ上手くやりましょう。
もともと買おうと思ってたような投資信託を買うのがいい。
広木 隆氏(マネックス証券)
思いっきり高いリターンが期待できるファンドを買うのがよい。
分配モノや利回りモノを選ぶよりはキャピタルゲインを狙うものがよい。
スイッチングができないため個別株とファンドならファンド。
損益通算ができないのには注意。
山崎 元氏(楽天証券経済研究所)
合理的な使い方。
ISA以外の運用と合わせ、全体で考える。
どの資産、どの運用をISAに振り分けるか。
①ハイリターン
非課税であることを最大限活用。
同じリターンであるならば低分配の方が良い。
②広い分散
個別株や特定のテーマだと途中で利食わなくてはいけない。
海外株式に投資を行うインデックスファンドが良い。
③低コスト
ノーロード、低信託報酬が良い。
SMTシリーズ、eMAXISシリーズが合理的。
【最後に一言】
植村佳延氏(SBI証券)
国際分散投資された投資信託を積み立てるのが大事。
お金持ちの方は、ハイリスクの資産をISAに振り分ける。
臼田琢美氏(カブドットコム証券)
まずは臆病に準備をしておく、行動は楽観的、積極的に行う。
広木 隆氏(マネックス証券)
今回は何十年に一度の大相場。
売るのも大切。
ただ、将来は分からない。
利確をこまめに行うべき。
その上で、まだ上がりそうならまた買えば良い。
山崎 元氏(楽天証券経済研究所)
決めつけるわけではないが、経済はバブルっぽい動きになりそう。
長期投資のスタイルを大きく崩さないこと。
ムードがいいので上を向いて歩こう。
【雑感】
ISAについての話が聞けたのは良かったです。
運用全体で考え、高いリターンが期待できる資産クラスをISAに振り分けるという考え方は、確定拠出年金と同じですね。
あと、出演者が登壇する際に各社の女性社員が一言ずつ話すシーンがあるのですが、個人的にはSBI証券の女性が一番タイプでしたよ、と。
↓硫化水素を栄養源とする珍しい深海生物の画像はこちら(嘘)

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