EXE-i 先進国債券ファンドの内容を確認してみました
- 2013/04/05
- 07:27

SBIアセットマネジメントから『シンプル』&『低コスト』をコンセプトとしたパッシブファンドEXE-i(エグゼアイ)が発表されました。
関連記事:なんじゃあこのFoFは!?(2013.03.26)
『シンプル』&『低コスト』なんていうと、やはりインデックスファンドを思い浮かべますが、このEXE-iは厳密に言うとちょこっと違います。
このファンド、ETFを複数組み合わせたファンド・オブ・ファンズなんです。
ってことで、EXE-i各ファンドに組入れられているETFについて内容を確認していこうってのがこのシリーズです。
第一回のEXE-i 先進国株式
第二回のEXE-i 新興国株式
第三回のEXE-i グローバル中小型株式ファンドに続いて、
第四回はこちらです。
EXE-i 先進国債券ファンド
ではでは、確認して行きましょう。
【ベンチマーク】
先進国債券のパッシブファンドと聞けば、まず思い浮かぶのが「シティグループ世界国債インデックス」。
でも、EXE-i 先進国債券ファンドは、どうやらちょっと違うようです。
WEBサイトにから引用します。
<参考指標について>
シティグループ世界BIG債券インデックス(円換算ベース)※を参考指標とします。
シティグループ世界BIG債券インデックスとは、シティグループ世界BIG債券インデックスとは、シティグループ・グローバル・マーケッツ・インクが開発した、世界の国債、政府・政府系機関債、担保付証券、社債などの総合投資利回りを時価総額で加重平均した債券指数です。
本ファンドは参考指標に対して一定の運用成果をあげることを目標とするものではなく、実際の運用成果は参考指標と乖離する場合があります。なお、参考指標は委託会社の判断により予告なく変更される場合があります。
わかりますかね?
BIGってのがポイントです。
ちなみに、わたしのインデックスによると、BIGってのはデカいってことではなく、Broad Investment Gradeの略だそうです。
内容は?
う~ん、私もよく分かりません。
EXE-iのWEBサイトによると、こんな感じになるとのこと。

(EXE-i WEBサイトより)
【組入ファンド】
2本のETFで構成されています。
まずはファンド名/カテゴリ/比率を。
①バンガード・米国トータル債券市場ETF / 米国債券 / 60%
②iシェアーズ®・S&P シティグループ世界国債(除く米国)・ファンド / 米国以外の先進国債券 / 40%
①バンガード・米国トータル債券市場ETF (BND)
名前のとおり、米国の債券に投資を行うETFです。
ベンチマークはバークレイズ米国総合浮動調整インデックス。
デュレーションは5.3年。
エクスペンスレシオは0.10%。
②iシェアーズ®・S&P シティグループ世界国債(除く米国)・ファンド (IGOV)
米国以外の先進国債券に投資を行うETFです。
特徴は「除く米国」、そして「含む日本」。
ってことで、組入国でも日本が1位で22.8%(2013.4.2)含まれています。
「日本の債券なんて暴落するに決まってるじゃないかっ!」とお考えの投資家さんは買えませんね。
ベンチマークはS&P シティグループ・インターナショナル・トレジャリー・ボンド・インデックス(除く米国)。
デュレーションは6.76年。
エクスペンスレシオは0.35%。
【信託報酬】
上記のファンドのエクスペンスレシオを加重平均すると年0.2%。
で、EXE-i 先進国債券の取り分が年0.2415%。
合計で年0.4415%程度です。
【雑感】
私は、債券部分については為替リスクを避けるため「国内債券」だけに投資を行なっています。
しかし、それはあくまで考えの一つ。
世界の債券にも分散投資をしたいという投資家も大勢いるはずです。
そんな方にとってはこのファンドはとても便利。
1本で日本と先進国の債券に投資できちゃいます。
いっそのこと新興国の債券を入れちゃっても面白かったかもしれませんね。
↓硫化水素を栄養源とする珍しい深海生物の画像はこちら(嘘)

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