コア・サテライト戦略ってどうなの?
- 2012/07/17
- 06:34
コア・サテライト戦略。
なんとも格好いい名前です。
金融情報サイト「iFinance」によると
なるほど。新興国株式はコアと考えてもいいような気がしますが、サテライトの部分でプラスαのリターンを狙いに行くというところは様々な記事や意見で共通するところです。
コア・サテライト戦略を積極的に勧める方の中にはコア=守り、サテライト=攻めと例え、サテライトがないとまるでリターンを得られないような言い方をする人もいたり。
(個人的には債券=守り、株式=攻めだと思いますが。)
かくいう私も、サテライトについては多少興味を持ったことがあり、
・MSCIエマージングには入っていないベトナムのETFを買ったり
・小型株のパフォーマンスに期待し、VBやVSSを買ったり
・国内の個別株を買ったり
・モーニングスターの朝倉智也氏が「これからはインドネシアだ」と言えば、それが欲しくなったり、
・直販系のアクティブファンドがいいと言われれば、それが欲しくなったり
してきました。
なんというか、流されてますよね。
本来なら、資産配分が崩れるからやめておこうと踏みとどまれるところも、
サテライトという便利な言葉があれば買えちゃうんです。
甘い物は別腹みたいな感じでしょうか?
サテライトに投資する時(言い訳する時)のイメージはこうです。
例)もともとのポートフォリオを国内外の株式・債券に25万円ずつ投資したとします。
ここに例えばゴールドをサテライトとして20万円分投資。
本来なら配分はこのようになります。
しかし、頭の中ではこうなっています。
+
つまり、実際には資産配分のバランスが変わってしまっているにも関わらず、
2つのポートフォリオをイメージすることで、その現実から目をそらしてしまっているのです。
ここに注意。
私のような、心が弱い投資家にとって、
サテライトという言葉を、流行りものや一時の感情に流されてる自分を正当化するための言い訳として都合よく使っていると、
いつの間にか資産配分のバランスが大きく崩れてしまう危険性があります。
また、サテライト・ポートフォリオは、上記の説明にもある通り、
あくまで「高いリターンを目指す」ものであり、「高いリターンを得られる」ものではないのです。
コア・サテライト戦略の説明の最後にはこう記されています。
このあたりのことを肝に命じて、サテライトとはほどほどに付き合っていきたいと思いました。
なんとも格好いい名前です。
金融情報サイト「iFinance」によると
引用
・中心的な部分(コア=核)では安定的な成長(運用成果)を図る一方で、残りの一部資金(サテライト=衛星)では比較的高いリターンを目指して運用するものである。
・サテライト部分は先進国の個別銘柄(アクティブファンド)・新興国株(新興国ファンド)・ヘッジファンド・為替・コモディティ・不動産などの収益性のより高いリスク資産へ投資することが多い。
なるほど。新興国株式はコアと考えてもいいような気がしますが、サテライトの部分でプラスαのリターンを狙いに行くというところは様々な記事や意見で共通するところです。
コア・サテライト戦略を積極的に勧める方の中にはコア=守り、サテライト=攻めと例え、サテライトがないとまるでリターンを得られないような言い方をする人もいたり。
(個人的には債券=守り、株式=攻めだと思いますが。)
かくいう私も、サテライトについては多少興味を持ったことがあり、
・MSCIエマージングには入っていないベトナムのETFを買ったり
・小型株のパフォーマンスに期待し、VBやVSSを買ったり
・国内の個別株を買ったり
・モーニングスターの朝倉智也氏が「これからはインドネシアだ」と言えば、それが欲しくなったり、
・直販系のアクティブファンドがいいと言われれば、それが欲しくなったり
してきました。
なんというか、流されてますよね。
本来なら、資産配分が崩れるからやめておこうと踏みとどまれるところも、
サテライトという便利な言葉があれば買えちゃうんです。
甘い物は別腹みたいな感じでしょうか?
サテライトに投資する時(言い訳する時)のイメージはこうです。
例)もともとのポートフォリオを国内外の株式・債券に25万円ずつ投資したとします。
ここに例えばゴールドをサテライトとして20万円分投資。
本来なら配分はこのようになります。
しかし、頭の中ではこうなっています。
+
つまり、実際には資産配分のバランスが変わってしまっているにも関わらず、
2つのポートフォリオをイメージすることで、その現実から目をそらしてしまっているのです。
ここに注意。
私のような、心が弱い投資家にとって、
サテライトという言葉を、流行りものや一時の感情に流されてる自分を正当化するための言い訳として都合よく使っていると、
いつの間にか資産配分のバランスが大きく崩れてしまう危険性があります。
また、サテライト・ポートフォリオは、上記の説明にもある通り、
あくまで「高いリターンを目指す」ものであり、「高いリターンを得られる」ものではないのです。
コア・サテライト戦略の説明の最後にはこう記されています。
引用
なお、サテライトでの運用は、当たれば大きいが外れる可能性も高く、原則として資金の一部に限定すべきであり、その配分割合は、マーケットの状況を見ながら適宜調整することが必要である。
このあたりのことを肝に命じて、サテライトとはほどほどに付き合っていきたいと思いました。
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