『マネー・ボール』に学ぶ資産運用術を読んで
- 2012/07/15
- 23:00
少し前になりますが、東洋経済onlineに興味深い記事が載っていました。
『マネー・ボール』に学ぶ資産運用術――長期投資はコア・サテライト戦略で
記事の前半はメジャーリーグのアスレッチックスという貧乏球団がセイバーメトリクスという手法に基づき起こした野球革命を主題にしています。
記事の後半はそのサイバーメトリクスとコア・サテライト戦略についての関係。
このサイバーメトリクスという手法がとにかく面白い。
以下は記事の引用です。
記事の後半ではこのサイバーメトリクスと資産運用を関連付けています。
「自らの目的に応じて投資決定をする」
「運用コストの高い商品は自らアウトを取られに行くようなもの」
「結果として、インデックスポートフォリオは負けにくい」
ここまでは、なるほどなーと共感して読んでいました。
しかし、ここでなぜかサテライト・ポートフォリオの話が登場。
目的は野球で言うところの得点をあげる部分になるのだとか。
あれっ?なんか前半の手法と矛盾していないか?
記事には地味ながらポートフォリオの中で役割を果たし、コツコツ成果をあげるものと定義づけられていましたので、いわゆる「高年俸のスタープレーヤー」ないことは分かります。
ただ、この定義だとコア・ポートフォリオのまさにそれではないかと思うのです。
また、以下のイメージにも賛成できません。
コア・ポートフォリオ = 無難だがパフォーマンスを上げられない。
サテライト・ポートフォリオ = プラスアルファのパフォーマンスが期待できる。
私自身のポートフォリオにもサテライトにあたる部分はあります。
コア・サテライト戦略を採用するべきかの是非は、正直なところよく分かりません。
次回はこのコア・サテライト戦略についてもう少し考えてみます。
『マネー・ボール』に学ぶ資産運用術――長期投資はコア・サテライト戦略で
記事の前半はメジャーリーグのアスレッチックスという貧乏球団がセイバーメトリクスという手法に基づき起こした野球革命を主題にしています。
記事の後半はそのサイバーメトリクスとコア・サテライト戦略についての関係。
このサイバーメトリクスという手法がとにかく面白い。
以下は記事の引用です。
結果、地味ながら高パフォーマンスの選手を低コストで使うことができたとのことです。引用
・3割の打率と2割7分5厘の打率の違いは2週間に1本のヒットの差である。
・打率ではなく、四球を含めた出塁率を重視。
・出塁率と長打率のウエートは1対1なのですが、これを3対1としている。
・とにかく相手投手に一球でも多く投げさせ、疲れさせる。そして、派手なプレーではなく、コツコツと塁に出ることを重視。
・自らアウトを相手に与えてしまうバントや犠牲フライは絶対にご法度。
・投手についても、奪三振が最重要とされる一方、与四球、被本塁打、被長打率などが高いピッチャーは評価を下げられる。
記事の後半ではこのサイバーメトリクスと資産運用を関連付けています。
「自らの目的に応じて投資決定をする」
「運用コストの高い商品は自らアウトを取られに行くようなもの」
「結果として、インデックスポートフォリオは負けにくい」
ここまでは、なるほどなーと共感して読んでいました。
しかし、ここでなぜかサテライト・ポートフォリオの話が登場。
目的は野球で言うところの得点をあげる部分になるのだとか。
あれっ?なんか前半の手法と矛盾していないか?
記事には地味ながらポートフォリオの中で役割を果たし、コツコツ成果をあげるものと定義づけられていましたので、いわゆる「高年俸のスタープレーヤー」ないことは分かります。
ただ、この定義だとコア・ポートフォリオのまさにそれではないかと思うのです。
また、以下のイメージにも賛成できません。
コア・ポートフォリオ = 無難だがパフォーマンスを上げられない。
サテライト・ポートフォリオ = プラスアルファのパフォーマンスが期待できる。
私自身のポートフォリオにもサテライトにあたる部分はあります。
コア・サテライト戦略を採用するべきかの是非は、正直なところよく分かりません。
次回はこのコア・サテライト戦略についてもう少し考えてみます。
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