経済成長率=投資リターンなの?(2)
- 2012/07/15
- 07:37
新興国株式の資産配分で迷っています。
直近の時点では約19%(2012年7月時点での資産配分)とそこそこ高い。
投資を始めた時期に「高成長=高リターン」という意見に影響を受けたのが理由です。
しかし、「低成長が見込まれる日本には投資をしないほうがいいのか?」というとそうでもないような気がしています。
ここで自己矛盾が発生。
経済成長率と投資リターンの相関を都合のいいように使い分けていたのです。
また、新興国への配分についてバンガードのCIOガス・ソーター氏はモーニングスターのインタビューでこう答えています。
新興国の高成長に期待している投資家によって価格が割高になる可能性を指摘されているのだと思います。
もしこれが期待通りの成長を遂げることができなかったら?
このことについては、山崎元氏が「ホンネの投資教室」で大変参考になる意見を書かれています。
記事は国内株式についてですが、
・高成長が見込まれる→高リターン
・低成長→低リターン
ではないとのことです。
なるほど。それならいっそのこと私がメインで利用している
Vanguard Total World Stock ETF (VT)の配分である、
国内:先進国:新興国 = 8:76:16
(私の株式クラスへの配分は60%ちょっとなので、新興国への配分は10%程度)
でいったほうが賢明かも知れません。
実際、国内株式と先進国株式はこの配分に近づけるようにしています。
自分の中できちんと結論が出てから配分変更を行うつもりですが、
最近は、新興国株式の配分を減らす方向に傾きかけています。
直近の時点では約19%(2012年7月時点での資産配分)とそこそこ高い。
投資を始めた時期に「高成長=高リターン」という意見に影響を受けたのが理由です。
しかし、「低成長が見込まれる日本には投資をしないほうがいいのか?」というとそうでもないような気がしています。
ここで自己矛盾が発生。
経済成長率と投資リターンの相関を都合のいいように使い分けていたのです。
また、新興国への配分についてバンガードのCIOガス・ソーター氏はモーニングスターのインタビューでこう答えています。
<引用>
多くの人が現在、新興国市場に熱狂し、急成長を背景に高い投資リターンが狙えると思い込んでいることには注意したい。私は、新興国への投資リターンが際立って高いという主張に必ずしも納得していません。
新興国の高成長に期待している投資家によって価格が割高になる可能性を指摘されているのだと思います。
もしこれが期待通りの成長を遂げることができなかったら?
このことについては、山崎元氏が「ホンネの投資教室」で大変参考になる意見を書かれています。
<第165回 低成長時代に、インデックス運用はダメなのか?より引用>
投資家が低成長を想定している場合、現在の株価が下落して、いわば発射台が下がり、その後のリターンはリスクに見合うと投資家が考える割引率に一致するということだ。
つまり、現時点で投資する場合に、これが投資家の想定する割引率以上に儲かるか否かは、割引率が変わらないとすると、一つには、現在の株価が正しいか否か、もう一つには将来の成長率が現在の想定よりも上ブレするか下ブレするかによって決まるのだ。
記事は国内株式についてですが、
・高成長が見込まれる→高リターン
・低成長→低リターン
ではないとのことです。
なるほど。それならいっそのこと私がメインで利用している
Vanguard Total World Stock ETF (VT)の配分である、
国内:先進国:新興国 = 8:76:16
(私の株式クラスへの配分は60%ちょっとなので、新興国への配分は10%程度)
でいったほうが賢明かも知れません。
実際、国内株式と先進国株式はこの配分に近づけるようにしています。
自分の中できちんと結論が出てから配分変更を行うつもりですが、
最近は、新興国株式の配分を減らす方向に傾きかけています。
- 関連記事
-
- 『マネー・ボール』に学ぶ資産運用術を読んで (2012/07/15)
- 経済成長率=投資リターンなの?(2) (2012/07/15)
- 経済成長率=投資リターンなの?(1) (2012/07/14)
スポンサーサイト
- テーマ:投資信託
- ジャンル:株式・投資・マネー
- カテゴリ:投資の考え方
- CM:0
- TB:0